2018/12/04

万年筆は書き味が全てではない(と個人的には思う)

以前のエントリーでラミーの万年筆に付いて書いたら意外とアクセスが有って、関心の高さがうかがわれた。
その記事には、ラミーサファリの書き味は割りばしレベルだと書いたのだけど(そしてそれは本当なのだけど)、でも、それだけ書いていたら片手落ちで、知らない人に対しては不親切だと思った。また誤解もあるかと思うので、以下に追記をしておく。

 そもそもと言う話、万年筆はペン先を紙に直接付けて書くものだ。なので、多少の差こそあれ大抵のペンには紙を擦る感覚が有る。
よく、ヌラヌラとか滑るようなという表現も見かけるけど、それはインクの良く出る太字のペンの事を言っているのだと思う。実家にもそういうのが有った。それはそれは書き心地が良かった。

 ここからは個人の意見。
で、そんな滑り最高のペンが最高かと言うとそうでも無くて、と言うのは、特に字が汚い自分のような者が使うとその字は大変読みにくい字になってしまうのだ。どの位読みにくいかと言うと、自分で書いた内容を忘れてしまうと自分でも読めなくなる位だ。

その点、例の割りばし風ラミーとか、世間ではカリカリすると評価されるペンで書いた字は何故か、後になってから読みえしてもちゃんと読むことが出来る。こっちの方が(自分にとって)筆記用具としては役立っていると言えると思う。

何でそうなるのだろうと考えるのだけど、これは多分、自分はペン先が紙にくっ付いてから書き始め、書いている途中は押し付け続け書き終わってからペンを持ち上げるという、鉛筆風の描き方をしているからだ。
こういう書き方でかつ手の動きがしっかりしていないと、つまり自分の場合だと、ペン先と紙がくっついている間中ユルユルと間断なく移動してしまう油性ボールペンやスルスルの万年筆を使ってしまうと、読みにくい、それこそミミズの這った跡みたいな字になってしまう。

その点、筆記時にチョット抵抗感が有り、かつその感じが書き始めから書き終わりまで一定していて変なピークや閾値の無い水性ボールペンやカリカリの万年筆は、悪筆の指先を適切に止めてくれ、字は読みやすくなる。のだと思う。

理由はともあれ、自分の場合書き味についてあまり評判の良くない万年筆の方が読める字が書けるし、またそれが理由でそういう万年筆を使っている。Amazonの評価とかで書き味はカリカリとかサリサリとか書かれているペンは自分には良さそうだな、と思う。そして実際良い。