2017/01/31

道を曲がる事



 老人が道に迷って家に帰って来られない理由が、歩いていてたまたま見た脇道に対して、"あの道は何処に繋がっているのだろうか?" と思い始め、その好奇心に抗う事が出来ずそっちに行ってしまうから、というのをどこかで読んだ気がする。

 府中街道は宿川原近くを走っているといつも、あの両側に木の茂る切通の坂を登って行く道は何処へ行くのだろうと思っていた。府中街道は仕事帰りに良く通るのだけど、通る度にそう思っていた。

 246号線の、やはり二子玉川近く走っていると見える、歩道橋のかかる交差点のあの看板の矢印が宿川原を差している道がどこに繋がっているのか、とずっと気になっていた。この道もやはり、仕事の行き来でよく通るのだけど。

 それでこの間の仕事の帰りに246からその宿川原行きの道を曲がってみたら、その道は府中街道に繋がる例の切通の道だった。

大発見と言う感じで嬉しかった。その後自力で家に帰れたから、自分はまだいいと思った。

2017/01/30

モニュメント二つ


 木更津に行く用が有り寄った海ほたるPAで見た物。
上のモニュメントはトンネル掘削のドリルとの事。
下の切断された魚の頭は木彫りで装飾品としてまたベンチとして機能している。

2017/01/07

Wacom Intuos Pro買った



ワコムのペンタブを買った。

自分が持っていたペンタブのイメージは、反応がとろくてポインタの位置もすぐズレると言う感じだったのだけど、考えてみればそれはRS232Cとかで接続されていた時代の、つまりは随分昔の話だ。
流石に最近の物は使い勝手がいい。タブレット上の絶対座標が画面上のポインタの位置に直接反映されているような感じがする。
ペンをタッチした時の反応も実にリニアで、画面上に現れる線は手で描くよりも美しい。

娘は早速使いこなしてお絵かきを楽しんでいる。(写真は娘の描いた絵)
昔マウスでお絵かきしていた自分としては、娘のこの環境は羨ましい。

所で、これ買った直後に新型が出たぜ!
ちと悔しいぜ!

2017/01/03

ウィンターグリーン味とチェリー味とショウガ味

これは、実家で妹夫婦からお土産と言う事で頂いたソフトドリンク。
サブカルチャー主体の品揃えをする書店で売られていたとの事。
自分はこの味は大好きだ。特にチェリーコークは、出た当時凄い喜んで飲みまくった。

でも、日本ではなぜかあんまり、こういうウィンターグリーン味やチェリー味のソフトドリンクは人気が無い。
じゃあ何でその中に有って、系統としては同じように何とも表現しがたい謎のコーラ味だけが良く売れているのだろか?
これは言わずもがなコカコーラの宣伝の影響力だと思う。

子供の頃、みんなでワーッと店にソフトドリンクを買いに行った時、自分は本当はファンタの方が好きなのにも関わらず、選ぶのはコカコーラだった。
コークは大人の飲み物だ、これを飲むのはカッコイイ、と、思っていたから。
それはとどのつまり自分の勝手な思い込みなのだけど、それにしてもそれなりに実感を伴っていたようにも思う。

本当は、絶対的に美味しいファンタシリーズもそうだし、ミリンダだってスコールだってマウンテンデューだって好きなのを選んで飲めばいい。いいはずだけど、自分のあるべき姿みたいな意識が選択に影響を与える。要はカッコ付けだ。
逆に、あえてペプシとかドクターペッパーとか飲む人はメインストリームに対する反抗の態度を表しているのだろうと思う。自分の父親がそういう人だった。

 何と言う映画か忘れたけど昔見た東欧の映画の中で、若者がコカコーラを回し飲みする場面が有ったのを覚えている。まだ東西冷戦時代の映画で、その飲み物は胸を締め付けるほどに民主主義の象徴だった。
メタファーとしてのこの飲み物は、ゴダールの映画でも度々登場した。

コカコーラは特別な飲み物だ。
その名を聞くと、今でも何だか主流に対する憧れとそれに対する反抗みたいな、複雑な気分がする。
ま飲みますけどね。