2017/04/19

筍を頂いた


嬉しいじゃないか、知り合いから筍を頂いた。
剥いた皮の端を食べてみた。採りたてでエグ味が無く美味しい。
筍は野生の猿も好んで食べるそうで、こういう食の楽しみは雑食動物ならではだ。

娘も皮に梅干しを包んで食べていた。
千葉が地元のグランマに教わった遊びなのだけど、これは何なのだろう?

私の母も地元が千葉で、筍を剥くとやはりその皮で梅干しを包んで子供達に与えていたのを思い出す。
千葉特有の習慣かと思ってネットで調べたら、どうも違って、日本中で行われている普遍的なものらしい。
人は筍の皮を剥くと、よしこれに梅干しを挟んで食べてみよう、と思うものなのかもしれない。

2017/04/15

ミックスダウンが終わった


この間の発表会で録って来た録音のミックスダウンが終わった。

今回のプログラムの中にはピアノとギターとのアンサンブルが有った。
メインのマイクで録った音のみだとギターの音が小さ目でピアノに負けるので、予備で録った音源のギターっぽい部分の音域を持ち上げてちょっと重ねて調整をする作業を行った。

これが結構難しかった。作業の間は当然、演奏されたその綾香のにじいろを何度も何度も聴いたのだけど、そうしたら作業後も曲が頭から離れなくなった。
好きになったらしい。

男女が船旅をすると長時間閉鎖的な場を共にする為にそのうち出来上がってしまうという話を聞いたことが有るけれど、なんか納得してしまう。

しかしこの曲って、冒頭の部分が戸川純の蛹化の女に似ている気がする。

佐倉


子供の頃母と田舎に帰る時乗った総務本線の駅には当時の時分には不思議な駅名が幾つかあった。
東京から行くと千葉より手前に妖怪千葉と言う駅が有って、随分変な名前だなと思っていたら意味が違うと言われた(本当は八日市場) それから佐倉という駅も有るのだけれど、これもどうしても桜に聴こえた。

通りがかったので佐倉に寄って見た。
この駅は蒸気機関車の昔停車時間が長く、その間弁当屋がホームを歩いて来るので乗客は窓を開け手を伸ばして駅弁やアイスクリームを買ったそうだ。
自分も昔アイスを買って貰った記憶が有る。その頃の列車はもちろん電化されてはいたけれど、窓はまだ手で開けられた。

2017/04/09

悲しいと楽しいとの量子力学的重ね合わせ

ペンキの色によって錆に対する傾向が違うようで、この看板はこんなに錆び錆びになっても辛うじて字が読める。
「川をきれいにしましょう」
雨の中でも傘を差し釣りをしている人がいた。

Sightron M728

橋本駅構内の書店の店先に、戦隊物関係のおもちゃが売られていた。
今は本屋の商品も多角化して来たな、なんて思って見ていたけれど、違う。この間行った保育園で、おもちゃ買ってぇ、と親に訴えていた子供がいた。
そう、四月というのは、子供は物が欲しくなる季節なのだ。本屋はそれを知っている。

 と言う訳で、自分も最近意味も無く写真は向かって左の単眼鏡を買った。もうとっても嬉しくて、毎夜満月に近づいて来る月を眺めては天変地異の予兆を探ったりしている。

 Sightron M728の見え味はと言うと、普段ファインダー越しにCanonのレンズを見慣れている目には、率直に言って色が薄い。
以前知り合いに20万円とかする双眼鏡を見せてもらった事が有るのだけど、その時感じた裸眼で見るより綺麗!見える世界が超ゴージャス! という感じにはちょっと及ばない。
しかし、歪みもにじみも少なく周辺画質も割かし良好で長く見ていても酔いにくく疲れにくい本製品は、実用品としての使い心地は良い物だと思う。

 ミルスケールは面白い。たまたま自分の真上を通過したC130の長さを計ったら30ミル位だった。C130の全長は30m弱だから、自分との距離は大体1kmと言う事が分かる。
今までただ感覚的に見ていた光景がこのように数値化される事を体験して、使える言語が一つ増えたような気がした。

 因みに、写真右の単眼鏡は娘ので、子供の頃叔父からのプレゼントとしてもらった物だ。もう10年以上前の物だけどいまだに視界はクリアで、問題無く使える。