2018/08/18

人は前と後ろをくっ付けて考えるものだ




 熱でドロドロに溶けて原型を失い、入っていたケースの形と混然一体となったチョコレートをグランマから頂いた。それは頂きものの高級品だったのだけど、持ってくる途中に溶けてしまったとの事。
あまりに面白い光景だったので、ブログに上げようと写真に撮った。でも、8月の頭に溶けた物の写真というのはちょっと不謹慎な気もしたので公開は止めた。

 全然関係ないはずのものでも、並べられると連想が働いてしまう。妙だと思うけど、これは人間の頭に初めから有る仕組みなのだろう。


 所で、うちの奥さんがよく近所のスーパーで買ってくるおせんべいの袋には、こう書かれている。

「てちがいせんべい 変わらぬ味」

言いたいことは分かる。ここで述べられている「手違い」はおせんべいが割れてしまったという事に限定され、加熱とか調味料の配合とか、その他味にかかわる部分の製造工程についての手違いではありません!
そして、「変わらぬ味」というのは、美味しい味をちょっとひねった表現で、いつ買っても変わらない美味しさだねぇ~ 
という事を言いたいのだろうと思う。

 でもですね。この二つ、(商品名とキャッチコピーだと思うのだけど) やはり横に並べないで欲しいのですよ。並べるとどうしてもくっ付けて考えてしまう。そしてやはり矛盾を感じてしまう。
なので自分としては、ここは

「てちがいせんべい 変わる味」

にしてほしいと思ったりする。
実際、買うたびに違う種類のおせんべいがパッケージされている訳だし。

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