この間、長年使っていた万年筆のキャップを撮影現場で無くしてしまった。
胸ポケットにしまったレンズキャップを出した時に、一緒に落としてしまったらしい。無くしたのはキャップだけなのだけど、万年筆はキャップなしには使えない (使えないのですよ)
無くしたものを買い直すというのは自分で自分に弁償させられているみたいな気がする。しかも無くしたものが一部なので、それで全体が使えなくなるというのはたった一本のねじの締め付け不良が元で大惨事、みたいな、自分のミスを拡大して見せるような効果がある。本当に悔しい。
キャップを無くしたのはラミー・サファリという万年筆で、また同じのを買おうと思って調べていた。そうしたら、サファリについて書きやすいとか良い書き味とか書いてあるブログが有った。嘘だろう。買いたいと思う人は、こういう販促文章は真に受けない方が良いと思う。
安い万年筆に書き味を求めるのなら、ペリカンペリカーノシリーズやプラチナプレピーシリーズの方が滑りもタッチも10倍いい。線が太いのが嫌ならパイロットカクノのペン先は固いが滑りは買った当初から良く、これも書き味はサファリより何倍もまし。
サファリの書き味は率直に言って、ナイフで削った割り箸に等しい。
自分の所のサファリは実は同じラミーのステュデオに付いていた14金のペン先を移植していた。ステュデオが手汗でサビサビになってしまったのでペン先だけ(洗濯機でダメにした)サファリにくっ付けてみたら付いて、そういう訳で二個一で使っていた。ダメ元の再利用が上手く行って嬉しかったけど、しかし、何やってんだか・・・
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